Method

  • ビジネスとテクノロジーをシームレスに連携し、ユーザへの価値提供を最大化する。
  • モデリングによってビジネスの目標/価値とテクノロジーの連携を担保し、迅速なビジネス展開につなげる。
  • ビジネスにおけるPDCAサイクルを明確にし、ビジネスの継続的な改善の仕組みを提供する。

あなたのビジネスを加速させる
Prefer Growth Cycle

リーンかつ高度な開発で、ビジネスを加速させるためにPrefer Growthは独自の開発運用メソッドを採用しています。
ビジネス面ではリーンスタートアップやグロースハックなどを採用、テクノロジー面ではUML、モデリングなどを採用し、そしてそれらをつなぐメソッド『Prefer Growth Cycle』を独自開発しました。

Prefer Growth Cycleでは、Business Modeling(ビジネス企画/設計) → Development(開発) → Operation(運用) → Evaluation(評価/分析)という独自フローで開発運用を進めます。これはPDCAモデルを開発運用で実現させるための手順と言えます。

開発運用における大きな課題のひとつはビジネスサイドのメンバーとテクノロジーサイドのメンバーの意思疎通が上手くいかず、ちぐはぐな価値のプロダクト開発に陥ってしまうことです。Prefer Growth Cycleでは、Prefer Growth MetaModelを定義することで、Business Modeling、Development、Operation、Evaluationがシームレスに連携し、ビジネスが加速する開発を可能にします。

市場の変化が非常に早いこの時代において、大きなプロジェクトですべてを完璧に計画、設計することは困難を極めます。しかし、すべてが行き当たりばったりな開発では技術負債が貯まるばかりになってしまいます。今求められる開発とは、MetaModelの定義を行いつつ、アプリケーションの開発はできる限り迅速に進め、運用し、改善を続けることだと我々は考えています。

Prefer Growth Cycleにおいては、リーンスタートアップにおけるMVPの定義をしっかり行い、カスタマイザブルなプラットフォーム(=Prefer Cloud Platform) を活用することで、メタモデルの定義を行いつつ、アプリケーションの開発はできる限り迅速に進め、運用し、改善を続けることを実現しています。

Why Growthで解説させていただいているとおり、サービス開発においてこれまでのやり方では成果を上げにくくなっています。これはPrefer Cloud Platformが対象としてるコンシューマー向けでは特に顕著です。
コンシューマ向けに事業を展開するすべての企業には、従来の開発手法を見直し、いかに価値を継続的に提供し続ける開発をできるかが問われています。

ぜひPrefer Growthを採用いただき、今後の開発でビジネスを加速させてください。

Prefer Growth Cycle - 概略フロー

Mission / Vision / Strategy

Target Issue

すべてのステップをサポートし
ビジネスを加速させる

  • Business Modeling

    ビジネスモデリング

    icon-01
  • Evaluation

    評価 / 分析

    icon-02
  • Operation

    運用

    icon-04
  • Development

    開発

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Prefer Growth Cycle - 詳細

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Business Modeling

ビジネスの立案、分析、計画策定を行います。
このフェーズは、価値あるビジネスを立案するだけでなく、ビジネスサイドの担当者と開発サイドの担当者の意思疎通をスムーズにすることで、 価値の実装を効果的に行えるよう設計されています。
このフェーズは新規事業の立ち上げ時などはフルパッケージでの実施が必要となりますが、ブランドWebサイト制作などある程度枠組みの定型化されたものは必要なアクションのみを実施します。
Prefer Growthでは、各アクションにおける定型化されたドキュメントを多数有しているため、汎用的な開発では、価値を高めつつ、コストを削減することが可能になります。

主なアクション/ドキュメント

  • 仮説設定 Mission/Vision/Strategyに沿ったマーケット/ユーザの課題解決仮説の設定を行い、Evaluationフェーズでの評価対象とします。
  • Lean Canvas Prefer Growthではビジネスの初期プランの評価/分析をLean Canvasのメソッドで実施します。
  • BusinessSheet LeanCanvasをベースにActor/UX(User eXperience)/UseCase/MVP(Most Valuable Product)/KPI(Key Performance Factor)/BrandingStoryをPrefer Growth独自のMindmapフォーマットで整理します。このSheetがDevelopmentフェーズのProjectSheetに接続することで、価値の実装を円滑に行うことができます。
  • Wireframe for UX UXおよびUse Caseの検討を補佐するため、Story Boardに近いラフなWireframeを作成します。
  • Feasibility Evaluation ビジネス、テクノロジーの両面からビジネスのフィジビリティを分析します。
  • 数値計画 数値計画を作成します。コストは、BusinessSheetをベースに開発コストなど概算で見積を行います。精緻な見積が必要なケースでは、Developmentフェーズの設計を行う必要があります。

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Development

Prefer Cloud Platformベースの開発に最適化された開発メソッドを提供します。
開発メソッドではモデリングのベースとなるメタモデルPrefer Growth MetaModelと開発プロセスPrefer Growth Development Processを定義しています。これは、Prefer Growth MetaModelは開発中に作成する各種成果物の構造をUMLメタモデルとして定義したものです。
Prefer Growthでは、開発プロセスと成果物はカスタマイズ可能になっており、そのベースとして、代表的な開発プロセスをPrefer Growth Standard Profileとして提供しています。Prefer Growth Standard Profileは、Prefer Growthで実績のある手法を一つの選択肢として提示しているもので、通常はPrefer Growth Standard Profileを開発の目的や開発部隊の得意分野に応じてカスタマイズして使用することを想定しています。
しかし、Prefer開発では目的に応じて任意の開発手法を使用することも可能です。任意の開発手法を採用した場合でもPrefer Growth MetaModelレベルで連携方法を定義することで、Prefer Growth Cycleにシームレスに組み込むことが可能になります。

主なアクション/ドキュメント

  • [Requirement]
    Wireframe - for UI
    Use Case記述に必要な詳細度の画面設計を行います。PowerPoint(C)、Keynote(C)、Adobe XD(C)などを用いて作成します。
  • [Requirement]
    ProjectSheet
    BusinessSheet、Wireframe for UIから要求分析し、Use Caseからドメインモデルまでを外観するためのモデルです。マインドマップを用いて記述します。
  • [Design]
    Visual Design
    BusinessSheetのBrandingStoryで定義されたプロダクトの方向性をベースにWireframeから画面デザインを起こします。Adobe XDを用いる場合、UI Design - Wireframeと統合されます。
  • [Design]
    API Usage
    API利用方法を定義します。Excel(C)またはGoogle SpredSheet(C)を用いて記述します。
  • [Implementation] Designの成果物をベースにプログラミングによる実装を行います。
  • [Test]
    Unit Test
    サブシステム毎の単体テストを実施します。
  • [Test]
    Integration Test
    アプリケーション全体のシナリオテストを実施します。

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Operation

インフラはPrefer Cloud Platformでサポートされますが、アプリケーションのメンテナンスは別途必要となるため、Prefer Growthが保守/運用を行います。
Prefer Growth Cycleは、Prefer Cloud Platformが提供する運用管理機能を活用したアプリケーションの保守運用も開発/運用メソッドの一環で定義しています。
Developmentで開発したサービスをPrefer Cloud Platformに配備し運用することで、Prefer Cloud Platformが提供する様々な運用管理機能と自動的に連携した運用が可能です。
Operationフェーズにおける運用の多くはユーザ企業様自身で実施いただくものも多くありますが、ここでは運用で想定される主なアクションを記載しています。

主なアクション/ドキュメント

  • コンテンツ管理 ニュース、ブログ、クーポンなどのコンテンツをWebおよびアプリの管理画面で登録し、管理します。
  • メッセージ配信 メール、PUSH通知、メッセージ(Prefer Cloud Platform独自メッセージングサービス)、チャットの配信を行います。
  • パーソナライズ(Manual) 各種コンテンツ、メッセージを、任意の条件でユーザターゲティングして配信します。
  • パーソナライズ(Auto) 各種コンテンツ、メッセージを、Prefer Cloud PlatformのMA機能を用いて自動的に最適なユーザに配信します。
  • データ連携 顧客データ、商品データ、在庫データなど企業の基幹システム内で管理されているマスターデータをバッチ処理で取り込みます。
  • 統計情報 Prefer Cloud Platformが採取するログ、シグナル、イベント情報を管理画面から参照したり、データとして取得します。
  • 監視 Prefer Cloud Platformが提供するアラートサービスを用いてサービスの監視をします。
  • 障害対応 Prefer Cloud Platformより提供される障害調査に必要なデータを用いて調査を行います。

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Evaluation

Prefer Cloud PlatformのAnalyticsを利用し、Business Modelingで定義された仮説、KPIを分析し、評価を行います。このフェーズでは、Prefer Growth Cycle を回すため、Business Modelingに必要なインサイトを提供することを主目的とします。

主なアクション/ドキュメント

  • KPIレポート分析 BusinessSheetで定義された測定項目について、KPIの分析を行います。
  • 最適化テスト BusinessSheetで定義された測定項目について、テスト結果を評価します。目的に応じてA/Bテスト、MVT(多変量テスト)などを使用することができます
  • その他データ分析 Prefer Cloud Platform上で取得されるその他データから改善のための仮説を導き出します。